自宅の庭に生える雑草や落ち葉、どうしていますか?もちろん捨てて処分ですね。これが普通です。
腐葉土は、落ち葉とビニール袋を使って簡単に作ることができます。家庭菜園や花などを植えていらっしゃるのであれば、ぜひ、自宅の雑草や落ち葉をリサイクルして、おいしい野菜やきれいな花を咲かせましょう。
今回は、腐葉土の作り方をビニール袋を使って簡単に作ることができる方法をご紹介します。
【腐葉土の作り方】ビニール袋のままで簡単に落ち葉や雑草を堆肥にできます。米ぬか以外もOK
動画は、早送りで見てくださいね。
ビニール袋を使って簡単に腐葉土を作る方法をご紹介します。
準備するもの
・ビニール袋(使用済みの肥料袋(捨てずに取っておいたもの)とてもビニールが丈夫でしっかりしています。(廃品利用ですね)
・落ち葉(乾いている時には、水で少しぬらしてください)
・米ぬか
・水
・丈夫なひも、はさみ
・厚手のビニール手袋、雨靴
・スコップ
ビニール袋を使う(ビニール袋は厚手おすすめ)
ビニール袋は、厚くて、固い丈夫なしっかりとしたビニール袋を使います。
薄いビニール袋は、破れて落ち葉が堆肥化されません。
ビニ―ル袋の中で米ぬかと落ち葉をサンドイッチ状にしていきます。(落ち葉は袋の七分目位まででOK)
- まず、腐葉土を置く場所を決める。場所を決めたところで作らないと運ぶ時が重たいです。
- ビニール袋の下の角、2か所をはさみで切る。
- 落ち葉 → 水 → 米ぬか → 落ち葉 → 水 → 米ぬか これを繰り返す。
- 袋の口を軽くひもでしばる。(ギュッと結ばない)
- そのまま1カ月放置
- 時々袋を開けて、落ち葉がカラカラ乾いていたら水をかける。そして、また軽く結ぶ。(米のとぎ汁でもOK)
- 数か月後に完成!(夏場と冬場では、完成速度が変わります)
ビニール袋に入れたら放置でいいの?

放置でOK。時々落ち葉の感想具合をチェックするだけ。
一カ月に一回は、袋を開けて落ち葉がカラカラと乾燥していたら、水を入れましょう。
数か月後 ビニール袋に入れた落ち葉が分解されている
数か月後、ビニール袋の中を見て見ると、分解が進んで葉っぱが黒く、やわらかくなっていましたが、
まだ、畑の土と混ぜるには腐葉土になっていないので、しばらくまた、放置です。
簡単でしょう。
たったのこれだけで、立派な腐葉土ができるのです。
庭に落ち葉になるような樹木がない場合は、近くの公園や田舎の道路脇の落ち葉を拾ってきて
作ってみてください。手作りの腐葉土は、おいしい野菜になる元です。
公園の落ち葉を拾う時には、許可を取ったうえで利用するといいですね。
道路わきの落ち葉を拾う時には、くれぐれも通り過ぎる車には気をつけてください。
腐葉土を作る時に米ぬかを入れますが、米ぬか以外でも作れます。コーヒーかす、スーパーで買った培養土、畑の土等を落ち葉に混ぜて作ることができます。
雑草堆肥作り方
雑草堆肥の作り方は、落ち葉の代わりに雑草を使うだけです。やり方は、同じです。
腐葉土作り方 米ぬかが手に入らない時はどうするの?
腐葉土を作るときに米ぬかが手に入らない時には、米ぬかがなくてもOKです。分解に時間がかかる物もありますが、立派な腐葉土が仕上がります。月に1回は切り返しをしましょう。
腐葉土作り方 米ぬか以外は何が使えるの?

腐葉土を作る時に、米ぬか以外に使えるものがあります。
チッソ分が含まれているものであれば何でもOKです。
- コーヒーかす(私もコーヒーかすは、よく利用しています。
- 培養土、畑の土
- 水切りした野菜くず(キッチンから出た野菜、果物のごみ)
- ペレット状の鶏糞(ペレット状は匂いがしません)
- 木くずや小枝
- 新聞紙、ダンボール(小さくちぎって入れます。薄くうっすらとかぶさるように置きます。通気性が向上します。)
これらは、米ぬかの代用として使う事ができます。
腐葉土作り方 腐葉土って何?
腐葉土は、土壌改良剤です。
腐葉土はどんな土壌にも使えます。栄養分が少ないですから肥料ではありません。土をフカフカにしてくれるものです。通気性がいいので、植物の根が張りやすいです。
・土の水はけや水持ちが悪くなった時に畑に入れる。(プランターでも使えます。)
・一つの野菜を作り終えた後、次の野菜を植える時に畑に入れる。
・土の上に敷いて、マルチとしても使える。(暑さ、寒さ対策に)
腐葉土作り方 腐葉土を土と混ぜると、どんないいことがあるの?

腐葉土を土と混ぜると、どんないいことがあるのかな?
- 腐葉土を土に混ぜることにより、土の中の微生物が増えて土壌の栄養分を増やす効果があります。
- 保肥性も高まるので痩せた土をよみがえらせてくれます。
- 土がフカフカになります。
- 分解された腐葉土が、ほどよいすき間を作り新鮮な空気や水を適度にためて、適度に流してくれます。
腐葉土と堆肥の違いは何?
腐葉土・・・:肥料では、ありません。肥料としてではなく、土の状態を良くするために使います。肥料分は少ないため、土に混ぜて通気性や保水性を高めて、ふかふかで水はけの良い土にするために使われます。微生物のエサとなり、土壌中の微生物を増やす手助けをします。
堆肥・・・肥料です。堆肥は動物の骨や糞、籾殻や樹木の皮などから作られていて、完全に発酵させて作るサラサラとした肥料です。畑や花壇の土に入れて土に栄養を与えて土をフカフカにしてくれます。
腐葉土も堆肥も、プランターでも使えます。
腐葉土作れない人
腐葉土を作りたいけど、時間がない・・・。面倒・・・。置く場所がない・・・。
購入できます。市販の物を利用すればすぐに畑で利用できます。
腐葉土作り方 落ち葉を拾うときに準備すると便利なもの


落ち葉は無料で手に入ります。出かけましょう。
落ち葉を拾う時に準備するもの
- 厚手のビニール袋または、ガーデンバッグ
- 車に敷くビニールシート(車が汚れません)
- 厚手のビニール手袋(軍手は、枝等が手に刺さります)
- シャベル、タオル、ひも
- 水(手が汚れた時に洗う。ペットボトルに入れるとOK)
- 日が当たらない陰にある落ち葉は既に黒くなり、腐葉土化しています。これがいいです。しかし、持ち運ぶ時が重いです。(体力のある方はぜひ!)
庭の雑草を簡単に運べるガーデンバッグ
落ち葉をたくさん入れる時の「ガーデンバッグ」です。我が家でもこれが大活躍です。
落ち葉がたっぷり入ります。剪定したときの剪定くずもこのバッグに入れると一度で片づきますよ。
庭をおしゃれなライトで飾る。置くだけで簡単設置
庭を色ごとに統一できる苗セット!まるでプロ級です。
まとめ
落ち葉がカラカラと乾燥していたら、水を入れる。
このままほったらかし。
数か月後、完成!
腐葉土の作り方は、いかがでしたか?
土づくりは野菜作りの基本です。
畑に混ぜると、土の通気性や根の張りが良くなり、水分・肥料分を保つ働きもアップします!
おいしい野菜作りを目指して腐葉土作りに挑戦してみてください。

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