そら豆の育て方|家庭菜園・無農薬で失敗しない植え付け~収穫

そら豆の育て方|家庭菜園・無農薬で失敗しない植え付け~収穫まで
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そら豆は育て方さえ押さえれば、家庭菜園初心者でもしっかり収穫できる人気の豆類です。この記事では、植え付けの時期から土づくり、無農薬で育てるコツ、収穫の判断ポイントまで簡潔にまとめました。プランター栽培にも対応しています。

目次

そら豆を植える時期

一般地では10月下旬から11月中旬

温かい地域では12月になっても、苗が店頭に出回っています。種から育てるのに乗り遅れた人はぜひ、苗を購入して挑戦してみてください。

そら豆 土づくり・畝(うね)づくり

土づくりは苗を植える2週間前に行っておきましょう。

しかし、2週間前から準備できないよーと言う方へ!
実は、私も2週間も前からなんて準備はできていませんでした。

だから、植えるその日に、堆肥入れて腐葉土入れて苗を植え付けました。それでも昨年も、その前も、しっかりと大きなそら豆を収穫できましたよ。

気にしない!気にしない。自分流でやってダメなら、また来年頑張ろう。そんな軽~い気持ちでやっています。

そら豆を植える 畑の準備

そら豆を植える畑の準備では、土の栄養と水はけを整えることが大切です。

私の畑では、1平方メートルあたり腐葉土を約3〜5kg混ぜ込みます。これに堆肥や自家製ぼかしを少量加えると、土の団粒構造がよくなり、根がしっかり張ります。

作業のポイントは以下の通りです:

  • 畝を作る前に、腐葉土や堆肥を均一にまんべんなく混ぜる。定植の2週間位前にバーク堆肥、又は腐葉土を1㎡あたり、2㎏ほどをまいてよく耕しておきます。
  • 土を軽く耕して空気を入れ、排水性と通気性を良くしておきます。
  • 苗を植える直前に苗床を軽くならして、根が動きやすい状態にしておきます。

この準備をしておくことで、そら豆は元気に成長し、冬を越してしっかり実をつけやすくなります。

畝(うね)づくり

畝は高さ10cm、横幅60㎝ 株と株の間は40㎝~50cm

そら豆の植え付けの時にぼかし肥料も使える

「ぼかし肥料」は、元肥えと追肥の両方に使うことができます。
私は植え付けの時に元肥えとして、腐葉土等と一緒に混ぜています。量はスコップで2つ分くらいです。(この量は適当です。)

追肥にぼかし肥料を使う時には、畝の周りにパラパラと撒いています。

そら豆 ポット植えの方法

そら豆を植える時には、畑に種を直接植える「直まき(じかまき)」とポットに植える「ポット植え」があります。
今回は、我が家で毎年やっているポット植えをご紹介します。

そら豆の種は、Amazon売れ筋ランキング上位にランクインしているサカタのタネ「一寸そら豆」です。粒も大きくて食べ応えがありますよ。


そら豆 ポット植え方 準備編

準備種まき用土種を入れるポット直径9㎝位、水、新聞紙や網または、ネット

新聞紙や網またはネット・・・これは絶対に必要です。豆類は鳥が食べます。過去に食べられたことがあります。ポットの上に格子状の網、または、ネット等をかぶせましょう。芽が伸びてきたら、はずします。

そら豆がポットから芽をだしている様子
そら豆がポットから芽をだしている様子

そら豆が、5㎝くらい伸びたら網やネット、新聞紙等は、はずします。

そら豆 植えつけ

1.そら豆には、黒い部分(お歯黒)があります。お歯黒部分を下にして少し斜めに押し込み頭が少し見えるくらいの状態で、土に埋めます。土に埋め込んだら水をかけます。
2.ポットを新聞紙、網またはネット等で覆ったら発芽まで待ちます。種まき後5日位で発芽します。この間、水かけも忘れないでくださいね。
3.本葉が2枚くらいになったら畑に植えます。
4.気温が下がり霜のおそれ等がある場合には、株元に新聞紙や落ち葉等で覆います。霜の影響がなくなる2月~3月頃になったら、はずしましょう。


そら豆 10cm伸びた

そら豆10cm伸びた

そら豆が順調に育っています。10cm伸びました。

まだ、追肥は与えなくてもいいですよ。

そら豆の整枝・支柱立て方

そら豆支柱

そら豆の支柱立て方

株が成長すると枝が大きく広がります。倒伏を防ぐために支柱を立てましょう。株から少し離して四隅に支柱を立て、ひもで周囲を囲んで押さえます。

そら豆の整枝

開花が始まる頃には草丈も伸びて、分枝も増え茂ってきます。大きな莢(さや)をつけさせるために、太い枝を6本くらい残して残りの枝はつけ根から切りとります。大きな実を付けるか付けないかのポイントです。
この整枝作業のあと、枝が倒れないように株元へたっぷりと土寄せをします。

コツ・・・弱くて細い枝を下の方で切り取る。太くて元気な枝を残す。


そら豆追肥時期・土寄せ

そら豆の花

そら豆の追肥1回目・・・開花初め頃。追肥と一緒に中耕・土寄せも行います。
そら豆の追肥2回目・・・1回目の2週間後位に施します。中耕・土寄せも行います。

そら豆摘芯・剪定のやり方

莢ができてきたら、下から80cm前後で摘心します。側枝をそのまま伸ばしてしまうと養分が葉に無駄に吸い取られてしまうだけです。収穫量が減ったり莢の大きさが小さくなるので忘れずに先端をカットしましょう。

茎の上の方につく莢(さや)には実が入らないことが多いです。ですから先端の茎葉は切り取っても差し支えありません。

そら豆 水やり

開花の頃から結実の時期は、水分を多く必要とします。水分が不足すると、莢つきが悪くなったり、実が大きくならなかったりするので土が乾いていたら水やりをして乾燥を防ぎましょう。(土の状態をよく確認しましょう。)



そら豆 収穫時期

そら豆の収穫時期は、翌年5月中旬~6月中旬頃です。

そら豆 収穫の目安

そら豆の莢(さや)が熟してくると下にさがり、黒くなってきます。その頃が収穫のタイミングになります。

採り遅れると豆が堅くなるので注意しましょう。


保存方法(冷凍・干し)

そら豆の保存方法を紹介します。

そら豆 冷蔵保存方法

冷蔵の場合はさやから出さずに野菜室で保存します。豆が空気に触れるとどんどん風味が落ちるので、さやから出すのは調理する直前がよいですよ。

そら豆 冷凍保存方法

1.莢(さや)から豆を出して薄皮に包丁で軽く切り込みを入れます。(加熱時に破裂する恐れがあるので、破裂防止のためです。)
2.冷凍用保存袋に平らになるように入れます。
3.空気を抜いて密封したら冷凍庫で保存します。

※薄皮もむいて冷凍すると色もきれいで、そのまま使えて便利です。

そら豆の味がギュッと詰まったおいしい食べ方

そら豆の莢ごとグリル焼き
そら豆の莢をつけてグリルで焼いた

そら豆のと~ってもおいしい食べ方をご紹介します。

そら豆の莢(さや)がついたままをガスコンロのグリルに入れて火を付けます。
莢(さや)の表面が黒く焼けたらグリルから取り出します。
莢(さや)からそら豆を取り出してそのまま食べてもよし。塩を付けて食べてもよし。もう、最高ですよ!
これに、ビール🍺がそろえばとっても幸せ気分です。

そら豆の栄養


そら豆には、タンパク質や糖質をはじめ、ビタミンB、ビタミンC、カルシウムやリンなどのミネラルがバランスよく含まれています。また皮の部分には食物繊維も豊富です。冷凍食品では味わうことができないおいしさです。

そら豆 害虫対策

そら豆の害虫対策は、**アブラムシ**への対策が中心となります。

そら豆の害虫対策「鳥」
 そら豆の種を植える時にポット苗の場合は、新聞紙や網、ネット等で覆います。

そら豆の「アブラムシ」対策 

  • キラキラするものを設置する:金銀テープや廃CDなどを支柱に巻くと、アブラムシが寄ってきにくくなります。
  • 風通しを良くする:株を間引いたり、適度に剪定したりして風通しを良くすると、アブラムシの発生を抑制できます。
  • 先端を摘芯する:アブラムシがつきやすい先端を摘むことで被害を減らせます。

おすすめ資材


まとめと関連記事

そら豆は11月~12月に植えて5月頃から収穫です。来年が楽しみですよ。

そら豆は「時期・土・追肥・風通し」さえ押さえれば失敗しにくい野菜です。無農薬でも育てやすく、収穫後はゆでそら豆や豆ご飯、冷凍保存も可能です。家庭菜園ビギナーにもおすすめの作物なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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