干し柿に不織布は必要?虫・カビ対策と失敗談から学んだ正しい使い方

干し柿

干し柿に不織布は必要かどうか迷うところですね・・・。今回は、そのような疑問に実践を通して気づいた事等をご紹介します。

目次

干し柿作りで一番多い不安は「途中で失敗していないか」

途中で表面が硬くなったり色が濃くなっても、すぐに失敗とは限りません。
触って極端に柔らかすぎず、異臭がなければ多くは正常な乾燥過程です。

干し柿の途中経過でよくある変化

表面がシワシワになる、色が茶色〜濃茶に変わる、甘い香りが出るのは正常です。
水分が抜けていく過程で見た目が大きく変わります。

白い粉?カビ?見分け方と対処法

カビが心配な場合は、干し柿専用ネットや通気性の良い吊り下げネットを使うと管理が楽になります。

白く均一で粉状なら糖分が結晶化した白い粉です。
ふわふわ・緑や黒・異臭がある場合はカビなので、その柿は処分します。

天気・気温による干し柿の注意点

雨や湿度が高い日はカビが出やすく注意が必要です。
気温は10℃前後、風通しの良い晴天が最も安定します。

天気に左右されやすい時期は、温湿度計があると干し柿の状態を客観的に判断できます。

完成した干し柿の保存方法

干し柿の乾燥具合にもよります。

中身がトロトロ状態・・・冷蔵庫で1週間位でしょうか。
仲間でしっかり乾燥されて固い状態・・・冷蔵庫で10日間くらいは大丈夫でしょう。
一番安心な保存方法・・・冷凍保存です。食べる直前に冷凍庫から出して食べても、十分に食べられます。私はいつも、そうやって、冷凍庫から出した干し柿をパクパク食べています。おいしいから、つい、数個・・・。

干し柿は、糖分が多いですから、一日に2個位までにしましょう。

干し柿に不織布は必要?

失敗した経験から、不織布は条件付きで使うものです。

不織布は必須ではありません。
虫や鳥が気になる環境では不織布を軽くかけると安心ですが、雨の日などは、通気性があまりよくありませんので、通気性を確保しましょう。

不織布を使って失敗したこと(カビが出た原因)

不織布をかけて数日後にカビが発生した干し柿の様子
カーポートの中で干していた際、夜露や雨の影響で天井からの水滴が原因と考えられるカビの状態です。

昨年は、干し柿の虫除けに不織布を使いました。不織布は、晴れた日にも柿にかけていました。そして、雨が降った日があったので、カーポートに2昼夜ほど干しました。

雨が止み、その後カーポートから出して外に干して柿を見てみると・・・!

ショック!なんと、全部の柿にカビがべったりとついていました。

ショック!せっかくおいしそうな干し柿が出来上がる前だったのにね・・・!

干し柿の虫よけ、カビ防止については、下記の記事に書いてあります。

カビが付いたと考えられるいくつかの原因

・カーポートの天井から雨のしずくが落ちて来た?
・雨が降って湿度が高く、不織布の通気性が悪かった?

今回の失敗からわかった不織布の注意点

不織布は通気性があるとはいえ、湿度が高い場所や夜露・雨の影響を受ける環境では、カビの原因になることがあります。風通しが悪い場所では、使用しない方が安心だと感じました。

カビや虫を防止するためには、不織布よりも「防虫ネット」をお勧めします。

不織布以外の虫・カビ対策方法

不織布以外のカビ対策方法は下記の記事に書いてあります。よろしかったらお読みください。

まとめ

不織布は万能ではありません。
湿度が高い場所や雨・夜露の影響を受ける環境では、逆にカビの原因になることがあります。
風通しがよく、濡れない場所であれば、防虫対策として役立つ場合もあります。

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