梅干し赤紫蘇なし・塩分18%で梅干しを作ったら、3年後こうなりました

私は2022年に、赤紫蘇なし・塩分18%で梅干しを仕込みました。
現在も保存しており、傷み・腐敗は一切ありません。
ただし、今の状態は——
👉 表面にしっかり「塩を吹いている」状態です。
見た目だけだと
「え?これ失敗?」
と勘違いされやすいのですが、これは失敗ではありません。
表面に白い粉…これはカビ?失敗?
結論から言います。
✅ フワフワしている → カビの可能性あり
✅ 粒状・結晶っぽい → 塩が吹いているだけ
私の梅干しは後者で、完全に塩の結晶です。
これは
👉 塩分がしっかり効いている証拠
👉 保存性が高い状態
という意味になります。
赤紫蘇なし・塩分18%は「安全ライン」
私が使った配合はこれです。
- 梅:1.8kg
- 塩:324g(18%) (実際は320g入れました。)
※よく、梅を1㎏の量で漬けたい。と言われる方が多いです。しかし、1kgでは、梅酢が上がりにくいです。
できたら、2㎏からをお勧めします。(私は、今回2㎏に足りませんでした。傷んだ梅が多かったからです。)
2㎏弱でしたが梅酢もよく上がりました。
この塩分濃度の特徴は
・カビにくい
・ 長期保存できる
・ 赤紫蘇なしでも安定する
その代わり
・ 年数が経つと「塩を吹きやすい」
という特徴もあります。
赤紫蘇なし梅干しで多い失敗パターン
実際によくあるのはこちらです。
- 減塩しすぎてカビが出る
- 梅酢に浸からずに傷む
- 容器や手が不衛生で腐敗
失敗の最大原因は「塩分不足」です。
塩を吹いた梅干しは、食べられる?

はい、問題なく食べられます。
ただしそのままだと
かなりしょっぱいので、以下の方法がおすすめです。
- 食べる前に軽く洗う
- 水に数分さらす
- はちみつ漬けにする
これで、塩角が取れて食べやすくなります。
特にお勧めは ➡ ご飯を炊くときにお米と一緒に梅干しを入れる。梅干しが柔らかくなり、ご飯も塩味が付いておいしいですよ。
赤紫蘇なし梅干しは、結果的に「失敗しにくい」
私自身、数年保存して実感していますが、
- 赤紫蘇の下処理がいらない
- 色移りのトラブルがない
- 塩と梅だけで管理がシンプル
という点で、初心者ほど赤紫蘇なしの方が失敗しにくいと感じています。
梅干しを仕込むまでの記録は下記を読まれてください。

まとめ|2022年仕込みでも、今も保存できている理由
- 塩分18%を守った
- 梅が完全に梅酢に浸かっていた
- 使う容器を熱湯消毒した
この3つのおかげで、
赤紫蘇なしでも3年以上、問題なく保存できています。
表面に塩を吹いていても、”それは「失敗」ではなく「成功の証」”です。
梅は万病に効く自然からの贈り物です。
近年の科学的研究により、梅干しに含まれる成分(クエン酸や梅ポリフェノールなど)には、食中毒菌(黄色ブドウ球菌やO-157など)の増殖を抑制する作用や、インフルエンザウイルス、さらには新型コロナウイルスの感染性を不活化する効果があることが明らかになっています。

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