10月下旬に植えた「だいこん」が葉っぱをたくさん出しました。
冬は大根が大活躍ですね。今回、初めて「だいこん」を植えました。
大根を使った料理はたくさんありますね。
そんな色々な顔を見せてくれるだいこん。一度は作って見たかった大根です。
初心者でも育てられたのでご紹介します。(まだ、成長過程ですけどね)^^
大根を植えるきっかけ
この画像は、種を蒔いて20日位の様子です。
今回、大根を植えるきっかけになったのは、園芸センターで、お客様同士が話しているのを聞いていたのがきっかけです。
Aさんは昔から大根を種から育てているベテランの方。Bさんは初めて大根を植える方。
このベテランの方が、「おしん」の大根を勧めていらっしゃったのです。
理由は、日本に昔からある辛い大根!だから。
島根県産の大根で昔からある「だいこん」らしいです。
大根を植えたのは初めてです。初心者の私でも苗がすくすくと成長しています。
大根栽培育て方種をまく時期
種まきは、10月中旬頃までに済ませましょう。10月中旬以降に植えると、気温が下がり始めて、
大根が太り始めるのに、十分成長しません。
大根は、色々な品種がありますから、品種を選べば一年中作ることができます。
一般的なのは、春まき、秋まきです。
私のお勧めの種まきの時期は、秋まきです。秋にまいて、冬に収穫です。鍋の季節ですね。
おでんに大根は、最高です。(冬は、よくおでんを作ります)
大根と一緒に植えてはいけない野菜
長ネギ、葉ネギは一緒に植えない方がいいです。根分かれ(又根)になりやすく、生育が悪くなります。根分かれ(又根)は、次の画像のように大根の足が3本になっています。
大根栽培畝の高さと幅
大根は日光が大好きです。日当たりのいい場所に畝を作りましょう。畝を作り終わったら、水分も適当に与えておきましょう。
畝の高さ・・・30cm。畝の幅・・・80㎝。
畝には、銀色のマルチシートをかけると、アブラムシの被害も少なく、病気の予防や草取りからも解放されますね。
マルチシートも、穴あきタイプと、穴あきなしがありますから、購入する時には、よく確かめてから購入しましょう。
穴なしのマルチシートの場合・・・30cm間隔で穴をあけます。
・穴あき、穴なしを確認する。
・長さを確認する。(色々な長さがあります)
・穴なしの場合は、30cm間隔で穴をあける。
ビニールなどの穴あけ作業に便利な道具「マルチシート穴あけ器」の紹介です。マルチシートに穴をあけて苗を植える時に使う商品です。
使った人の口コミです。
・軽くて使いやすい
・マルチにきれいに穴があく
・苗を植える所に軽く押し当てた後、グルッとねじるだけで穴が開く。
大根を植える準備肥料の目安
1平方メートルあたりの肥料の目安です。
完熟たい肥・・・2キログラム
有機肥料・・・・200グラム
苦土石灰・・・・100~150グラム
畑に腐葉土と完熟堆肥を入れて畑を30cm位深く耕します。(苦土石灰は使いません。土が固くなるからです)牡蠣殻石灰(かきがらせっかい)をお勧めします。
大根は下に真っ直ぐ伸びるので深く耕します。30cm位深く掘ります。
※未熟な堆肥は使わないようにしましょう。完熟堆肥と書いてあるものを使いましょう。生理障害の根分かれ(又根)が発生する原因になります。(大根の足の方が二股にさけてしまう病気です。)
大根栽培土づくり
土づくりは、大根に限らず、庭の刈った枯れ草や、夏野菜の残さなどを肥料と一緒に混ぜることにより、土が肥えて畑も片づいてSDGsにもなりますね。
大根栽培種まき
マルチシートに穴をあけた場所に5粒ずつ種をまきます。
種の厚さの2倍~3倍の土を上からかぶせて、軽く土を叩いて畝を平らにします。
ワラ、枯れ草等を軽く土の上にかぶせると、乾燥や雨に打たれるのを防ぐことができます。
発芽したら、ワラ、枯れ草等は早めに取り除き、日光を当てましょう。日光大好きな大根ですからね。
大根栽培間引き
発芽後、2回位に分けて間引きをして、元気で、真っ直ぐな苗を1本だけ残します。
最初の間引き・・・本葉が3枚~4枚になった時が最初の間引きです。
2回目の間引き・・・本葉が7枚~8枚になった頃です。
間引いた苗は、捨てません。ぜひ、食べてください。さっと洗って新鮮なうちに、ぜひ、どうぞ!
氷水にしばらく浸してから食べるとなおさら、おいしいですね。
もちろん。何もつけずにそのままで、いただきます。大地の香りがしますよ。きっと。
・元気がない苗
ひょろひょろしている苗。他の苗よりも高さが低い苗。曲がっている苗。
大根栽培間隔
株間20cm~25cmの間隔で苗を1本残します。
大根栽培水やり
発芽までは、毎日水やりです。(水切れ厳禁です)
発芽後は、過湿にならないように常に土の中に指を入れて、土の湿り具合を確認してから水をかけましょう。
水のやりすぎ、乾燥しすぎは、大根はうまく育ちません。特に過湿は、病気の原因になります。
大根栽培追肥・土寄せ
有機肥料だと追肥には、鶏糞、油粕、ぼかし肥料などが使えます。それ以外では、化成肥料が使えます。
ぼかし肥料は、微生物の力を借りて一次発酵させた肥料です。私は、自家製のぼかし肥料ですが、野菜の味が違います。おいしいですよ。
追肥は、間引きの頃に一緒にします。間引き、中耕し、土寄せ、追肥は同時です。土寄せは、大きくなった大根が倒れないためのものです。
大根の肥料には、窒素、リン酸、カリウムがバランスよく配合された肥料がおすすめです。
土寄せをして、軽く耕したら肥料を、株から10㎝~15cm離れた場所に施します。
追肥は、有機肥料がおすすめです。
大根栽培害虫対策|防虫ネット不織布
蛾の幼虫が卵を産みます。その他色々な害虫被害が・・・。
そのようにならないために、早めに対策をしましょう。
我が家では、無農薬栽培ですから農薬は使いません。ひたすら、虫を探して取り除きます。
・大根を植えた畝に発芽を確認したら、不織布を畝にかける。
・薬剤散布
・薬を使いたくない人は、木酢液、ニームオイル等を使う。
大根栽培連作障害
大根は連作が可能な野菜です。(3年位までなら、OK)しかし、連作よりも輪作栽培の方が適しているでしょう。数種類の野菜をローテーションで場所を毎年、変えていく方が良いでしょうね。
大根栽培失敗
大根の栽培で失敗するのは、肥料のやりすぎが原因の事が見受けられます。どのくらい肥料をやればよいのかが、曖昧だからです。肥料をやりすぎると根が裂けます。2本、3本足になります。
初心者の人は、最初、少なめに肥料を与えながら大根の葉っぱの様子を見て、葉っぱがシャンと元気よくしているか、していないか!葉っぱの色は薄いか、濃いか。葉っぱがシャンとしていなければ、肥料を足す。しっかりと、計れる容器を使って肥料を施しましょう。
しばらく様子を見て、肥料の量を加減していきましょう。野菜作りは、誰でもなかなかうまくいきません。天候、気温でも変わります。失敗してもそれもまた、それも楽しみです。
大根栽培プランター
プランター栽培をする時には、大型で深さのあるプランターを準備しましょう。大根は、種類にもよりますが、大きく育ちます。そうすると、葉っぱがとても大きく横に広がります。
ショップで、専門の方と相談しながら、プランターは決められた方がいいです。
以前、ショップの専門の方が言われたのは、「プランター栽培の野菜は、畑で作った野菜とは、味が違いますよ」と、言われました。理由は、土が違うからです。プランターで使う土と畑の土は、全く別物だからです。
畑には、大地のエネルギーが蓄えられています。土の恵みが。ミミズもいます。
大根の生理障害
大根の足の方が二股や三股に割れるのは何らかの原因があります。
●未熟な堆肥が根元に近い所にあった
●化学・肥料が根元に近い所でたくさん触れた
●大根の根を伸ばす近いところに障害物がある。(石、土の塊など)
大根の生理障害対策
大根の生理障害対策をするには、まず、畑はよく耕しましょう。私は、土を掘り上げた後「ステンレス製のふるい」を使って土をサラサラにしました。
大根は下に根を伸ばすので、30cm位はスコップで深く掘りましょう。
まとめ
冬野菜のだいこん「おしん」が、どの位辛いのかが、とても楽しみです。最近の「だいこん」は甘くてちょっと物足りなさを感じていましたので、果たしてあの、鼻にツーンとくるような味なのか・・・。
また、来年の春に報告しますね。
コメント